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亭座敷
「亭座敷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
亭座敷の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
まじめらしく言い訳する男の顔を、女はやはり笑いながらじっと見入っていた。遠い
亭座敷から笛の声がゆるく流れて来て、吹くともない春風にほろほろと零《こぼ》れて落....
「楢重雑筆」より 著者:小出楢重
る夏のことでした。今フランスに滞在している大久保作次郎君と私とが奈良の浅茅ヶ原の
亭座敷を借りて暮していたことがありました。 ある日ちょっと散歩して帰ってみると....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
いる。その少し奥にはガレージがあり、二台のオートバイが並んでいる。それから小さな
亭座敷があり、松の並木があって、私の家の玄関が見えその奥づまりに画室がある、とい....
「南北の東海道四谷怪談」より 著者:田中貢太郎
夕の短冊竹をたててあった。 長兵衛がそれと見て中を覗きに往った。中には縁側付の
亭座敷があって、夏なりの振袖を著た※な娘が傍においた明るい行燈の燈で糸車を廻して....