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「人の国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

人の国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
デンマルク国の話」より 著者:内村鑑三
ました、彼らは国を削《けず》られてさらに新たに良き国を得たのであります。しかも他人の国を奪ったのではありません。己れの国を改造したのであります。自由宗教より来る....
十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
、そして愛するのは博士コハクである、皆さんは博士に忠誠を誓いなさいといえば、百万人の国民は立ちどころにそうするにちがいありません。さあ、そうしてもっといい国家を....
近時政論考」より 著者:陸羯南
るに至るべく、国権ついに衰弱すれば国家またけっして立つべからず、フランツといえる人の国家理論に「リベラール党とコムニスト党との論はまったく相表裏すれどもともに謬....
怪星ガン」より 著者:海野十三
うがあります」 「待ちたまえ。きみの考えはむりではない、しかしきみはまだこのガン人の国について、ほんのすこし知っているだけだ。そんなことでは、ガン人の国の真相を....
火葬国風景」より 著者:海野十三
世の人ではないのだ」 「莫迦莫迦しい。もうそんなくだらん話は止し給え。誰が君を死人の国から来た男だと思うだろうか。それよりも、君の生きていたことを祝福して、一つ....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
やっつけることもできるし、もちろん軍隊を動かして戦争をさせることもできる。ユダヤ人の国というのはないが、われわれは世界の大国のうしろに隠れていて、それをあやつる....
水の女」より 著者:折口信夫
らしいという予断が、結論を曇らしてきたようである。宣長以上の組織力を示したただ一人の国学者鈴木重胤は、結局「くるす」の誤りという仮定を断案のように提出している。....
頭髪の故事」より 著者:井上紅梅
いつ》ける。彼等は『はい、旗を出します』と答える。どこの家でも大概は不承々々に一人の国民が出て来て、斑点だらけの一枚の金巾《かなきん》を掲げて、こうしてずっと夜....
死剣と生縄」より 著者:江見水蔭
か槍術とか、そんな方は見切りをつけて、砲術を学んだ方が為に成る。それには一度毛唐人の国へ行って来た方が好いとのお話……私は、実は貴郎に、米利堅へでも、和蘭陀へで....
くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
今にして思うに、穿鑿やや足らなかった感がないでもない。隼人を狗人と呼んだのは、隼人の国が魏志に所謂|狗奴国に当るとの推定からであると自分は考えている(この事は近....
国号の由来」より 著者:喜田貞吉
伝統によりて依然我が国の事を倭国と称していたのであった。 倭国とは、委しくは倭人の国の義で、もとは一国の名称として呼ばれたものではなかった。倭人とは、支那の古....
本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
豪族に仕えて、忠誠なる従者ともなります。東人は勿論蝦夷ではありませんが、もと蝦夷人の国であった東国の住民であります。彼らの中には内地の移住民の子孫も多いではあり....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
ら私はトルボ、セーに参詣し、それから少しく後戻りをしてドーラギリーの谷間に在る仙人の国すなわち桃源郷という所はどんな所であるか、そこまで案内者を連れて行って見よ....
性に関するアイヌの習俗」より 著者:河野広道
大いに驚いて、部下を励まし(アイヌの国土は悪臭ぷんぷんとしているから、いざいざ和人の国土へ働きに行こう!)とて、一同と共に長々しく船を列ねて海上へ出た。されど、....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
に突如、一大電撃を食らった。私は大正八年以来、日蓮聖人の信者である。それは日蓮聖人の国体観が私を心から満足せしめた結果であるが、そのためには日蓮聖人が真に人類の....