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「人吉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

人吉の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
田原坂合戦」より 著者:菊池寛
儂向 尽日洞中棋響閑 岩崎谷の洞壁に書き終って、筆を投じた隆盛が腹を切るまで、人吉、豊後口、宮崎、延岡、可愛嶽と激烈な転戦はあったが、田原坂の激戦は、西南戦争....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
合いの名儀にとどまって、実際の指揮はすでに福島興禅寺を仮の本営とする尾州|御側用人吉田猿松の手に移った。多年山村氏の配下にあった家中衆も、すべてお暇を告げること....
『健康会議』創作選評」より 著者:宮本百合子
「秋空」は、まとまっているけれども、後半で女主人公が、自分からはなれたはじめの愛人吉村の心にもどってゆく、その心の過程が、感情の推移を語るにとどまっている。こう....
めでたき風景」より 著者:小出楢重
立派な人に見える。 よほど以前、私は道頓堀で大阪の若い役者によって演じられた三人吉三を見た事があった。その芸は熱心だったが、せりふの嫌らしさが今に忘れ得ない。....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
僧珠全が、一度は宗祇により、一度は宗碩と同道して、実隆に面謁したのみでなく、同国人吉田若狭守位清という者からは、和歌の合点《ごうてん》を依頼してきた。同じく島津....
鴉片を喫む美少年」より 著者:国枝史郎
1 (水戸の武士早川弥五郎が、清国|上海へ漂流し、十数年間上海に居り、故郷の友人吉田惣蔵へ、数回長い消息をした。その消息を現代文に書きかえ、敷衍し潤色したもの....
役者の一生」より 著者:折口信夫
彼に力強く保たれたのである。 毒婦が認められるようになったのも半四郎からで、「三人吉三」のお嬢吉三のようなものは、もともと半四郎のために書いたもので、後に菊五郎....
子規居士と余」より 著者:高浜虚子
はやはり京都よりの転学組に属する。大谷繞石君は京都でもよく往来した。一緒に高知の人吉村君に剣舞を習ったりした。「孤鞍衝雨」などは繞石君得意のもので少女不言花不語....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
の子)という男も、そのこと以外には、ほとんど史書に名を見ない。 また奥州の金商人吉次(一書ニハ五条|橘次末春)という人間の素姓も不明である。秀衡との関係などは....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
州の逸見では、蝸牛をもジットーバットーと呼んでいます。 最後に今一つ、熊本県の人吉附近で、菫をセセンブキブキというのも歌に依った名でした。その意味ははっきりし....