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人国記
「人国記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
人国記の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大阪を歩く」より 著者:直木三十五
、軽蔑し、未だに、江戸っ子の方が、大阪人よりも上等人だと、考えているらしい。 「
人国記」の流行ってきた時代――大阪人は、大阪から一足も出ないし、江戸人は、江戸の....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
るから、この辺でチビチビやりながら、寝覚の床を鷹揚《おうよう》にながめて、貴殿の
人国記を承っていれば、もうもうこれ以上は罰《ばち》が当る、このうえ押して、谷から....
「「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
は今でもその住民を以て、例によって眼の色が違うの、言葉が違うのなどと云っている。
人国記陸奥国の条に、「此の国は日の本故に、色白うして眼青みあり」などともあって、....
「国号の由来」より 著者:喜田貞吉
東に在りと認めた奥州を以て、日の本と呼ぶ例であった。かの最明寺時頼の著と俗称する
人国記に、「陸奥は日の本故に、色白うして眼青みあり」とあるのはこれである。古く既....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
的なと思える素朴さと共に、会津人かたぎの一徹みたいなものが根づよく潜んでいる。「
人国記」の筆者にいわせれば、この山川風土と長い封建のせいにするかもしれない。とに....
「銀河まつり」より 著者:吉川英治
人国記にいわせると、由来、信州人は争気に富むそうである。それは、他国人に比を見な....
「脚」より 著者:吉川英治
ついてからでも、数えきれぬ程、むしろ旗が騒いだが、一つも、成功した例がなかった。
人国記にもいわれてる通り、由来信州人は、智慾は旺なるも、争気に富み、郷党和せず、....