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「人寿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

人寿の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
富士」より 著者:岡本かの子
た。たとえ長寿を保つことに自在を得ているにしろ、翁は人並を欲した。翁はこの時代の人寿のほどを慮《おもんばか》っておよそこれに做《なら》おうとした。その目安をもっ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
あくごう》とするに反し、仏教には賢劫《けんごう》と称す。この賢劫に四仏既に出た。人寿五万歳の時|拘留孫仏《くるそんぶつ》、人寿四万歳の時|倶那含牟尼仏《くなごん....
十二支考」より 著者:南方熊楠
て三十歳に御改正をと聞いて人間またしゃしゃり出で、猴の三十歳を貰《もら》い受けて人寿百歳と定まった。 かくて人間は万物の長として、最初上帝が賜わった三十年の間....
握り寿司の名人」より 著者:北大路魯山人
後ただちに店開きした「新富支店」がある。この本店はその昔、意気軒昂で名を成した名人寿司として有名なものであったが、キリンも老いてはの例にもれず、ついに充分の生気....
三国志」より 著者:吉川英治
りません」 「そう先を考えたら何もかも儚くなる。予は人生の七十年、或いは八十年、人寿の光陰を最大の長さに考えたい。――仏者は、短し短しといい、空間の一瞬というが....
三国志」より 著者:吉川英治
二十三日。寿五十四歳。 これのみは、多くの史書も演義の類書もみな一致している。人寿五十とすれば、短命とはいえないかも知れないが、孔明の場合にあっては実に夭折で....