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人怖じ
「人怖じ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
人怖じの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「オリンポスの果実」より 著者:田中英光
おく》せず明快に、「高飛びの熊本秋子です」と名乗って着席しました。ぼくには、その
人怖じしない態度が好きだった。
それから何日、経《た》ったでしょう、ぼくはその....
「純情狸」より 著者:佐藤垢石
おぼこであるとはいえ宴席へ侍るのがしょうばいであるから世の生娘とは違って、大して
人怖じはしない。招じられるがままに仙公の室に通ったのである。 貴嬢の詩は、大し....
「酒渇記」より 著者:佐藤垢石
ゃない、ほんとだよ』 たとえ、少年であっても俺は客だ、という気でいるから、私は
人怖じなどしない。 女中は微笑しながら起っていって、やがて酒壜と杯を持ってきた....