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「人情話〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

人情話の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
聞いたような名ですね。そう、そう、柳亭燕枝の話にありました」 「そうです。燕枝の人情話で、名題は『島千鳥沖津白浪』といった筈です。燕枝も高座でたびたび話し、芝居....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
説明はこうであった。 「わたくしは妙な人間で、江戸時代の若いときから寄席の落語や人情話よりも講釈の修羅場の方がおもしろいという質で、商売柄にも似合わないとみんな....
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
序 大奸は忠に似て大智は愚なるが如しと宜なり。此書は三遊亭圓朝子が演述に係る人情話を筆記せるものとは雖も、其の原を美作国久米郡南条村に有名なる皿山の故事に起....
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝」より 著者:三遊亭円朝
ならんと、明店を飛出す、是から大騒動のお話に相成ります。 七 西洋の人情話の作意はどうも奥深いもので、証拠になるべき書付を焼捨てようと思って火を放け....
松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
一席申し上げます。お耳慣れました西洋人情話の外題を、松の操美人の生埋とあらためまして…これは池の端の福地先生が口うつ....
寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
一 高坐の牡丹燈籠 明治時代の落語家と一と口に云っても、その真打株の中で、いわゆる落とし話を得意とする人と、人情話を得意とする人との二種がある。前者は三遊亭円遊、三遊亭遊三、禽語楼小さんの....
塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
が、只正直と勉強の二つが資本でありますから、皆様|能く此の話を味って、只一通りの人情話とお聞取りなされぬように願います。此の話も余り長くなりましたから、未だ纒り....
南国太平記」より 著者:直木三十五
。こいつあ、弓矢の意地や、二一天作の五のように、簡単にゃ行かねえ。講釈の方でも、人情話は、難かしゅうござんして――」 「わしも、考えようが、わしは、わし自分をさ....
怪談牡丹灯籠」より 著者:鈴木行三
の予約出版を業とする東京稗史出版社の社員来って曰く、有名なる落語家三遊亭圓朝子の人情話は頗る世態を穿ち、喜怒哀楽能く人をして感動せしむること、恰も其の現況に接す....