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「人生派〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

人生派の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
モスクワ印象記」より 著者:宮本百合子
て来た時、我々はいわゆるロシア的雄弁のいかなるものかを知る。雄弁法に於ても彼等は人生派だ。その言葉に耳を傾けさせようとするなら、先ず引例を彼等の脚にはいている長....
作家と教養の諸相」より 著者:宮本百合子
として、人生的な教養の必要を強調したのは、当時の内田魯庵その他|所謂《いわゆる》人生派の論客たちであった。 自然主義文学の動きは、硯友社的美文で造り上げられた....
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
家を一人も発見することができないほどだ。また文学の流派について考えても、浪漫派、人生派、人道派、自然派、象徴派等の全部にわたり、本質的に詩的でないものは一もない....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
コールだと教えられていた各種のヒューマニズム(個人主義・人格主義・モーラリズム・人生派・深刻派・高踏派)、日本風に人道主義化された自然主義(日本自然主義は日本ブ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
才能云々はその人の道をいつしかあらぬ方へ導く百パーセントの危険をもっている。私の人生派的傾向が、思わぬ力で今日の波瀾の間に私を落付かせているのです。この頃の室生....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
を生涯を通じて完成してゆこうとする人生態度の芸術性こそ、トルストイの知らなかった人生派の芸術だと面白く思います。芸術のきわまるところ、即ち生活そのものの創造的意....
郷愁の詩人 与謝蕪村」より 著者:萩原朔太郎
義的であること。 一、芭蕉の本然的なのに対し、技巧主義的であること。 一、芭蕉は人生派の詩人であり、蕪村は叙景派の詩人である。 一、芭蕉は主観的の俳人であり、蕪....