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「人甲斐〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

人甲斐の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
車が、水気沢山の畑のものをまだ余燼の熱い渇き切った東京に持って行きました。私も村人甲斐に馬鈴薯百貫を出しました。私の直接労働の果ではありません。金にして弐拾円で....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
は斬り棄つるとも苦しからず。かゝれ/\と刀柄をたゝけば、応と意気込む覚えの面々、人甲斐も無き旅僧一人。何程の事やあらむと侮りつゝ、雪影うつらふ氷の刃を、抜き連れ....
次郎物語」より 著者:下村湖人
り念仏でも唱えてやって下さい。」 するとお祖母さんは、 「ほんとうに、まあ、老人甲斐もなく、取りみだして申訳もない。なむあみだぶ、なむあみだぶ。」と、けろりと....