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人頼み
「人頼み〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
人頼みの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
すこし忌《いや》なことがある」と、半七は又かんがえていた。「だが、庄太。やっぱり
人頼みじゃあいけねえ。自分が足を運んで来たお蔭で、飛んだ掘り出し物をしたらしい」....
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
、彼の男がおっ死んだら、彼の娘を私の女房に貰えてえだ、裸じゃアあろうけれども、他
人頼みの世話がねえので、直にずる/\べったりに嫁っ子に来ようかと思う、彼を貰って....
「足迹」より 著者:徳田秋声
昨日神田の方で、少し頼んでおいた口もありますで。」 「そうですかえ。けど、そんな
人頼みをするより、いっそ誰にでも出来る氷屋でも出せアいいに。氷屋で仕上げた人は随....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ますけれども、頼めばかえっておたがいの迷惑――ただ小坂《おさか》というところに一
人頼み甲斐のありそうな人がありますから、それを頼って行きたいものですが――それま....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
大きいボタモチのような字は自分ですかしすかし書けるけれど、縫物の方はそれも出来ず
人頼みの哀れさです。その上今年は秋になって私が起き出してから冬物を手入れしはじめ....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
前の処から人が来たので、政七も心配してね、どうぞ往って話をしなければならないが、
人頼みの口上ではわからない事、他の者は出されないと云うので、私が来たのだが、重三....