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「仁恕〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

仁恕の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命」より 著者:幸田露伴
に益あらんことを志しき、と云えるは、真に是れ帝王の言にして、堂々正大の気象、靄々仁恕の情景、百歳の下、人をして欽仰せしむるに足るものあり。奈何せん寒微より起りて....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
善良なる神にささげます。」そのことがたえず彼の心に返ってきた。彼はその神のごとき仁恕《じんじょ》に対抗せしむるに、吾人の心のうちにある悪の要塞《ようさい》たる傲....
私本太平記」より 著者:吉川英治
の殿上でもしないほどな平身低頭を、高時へはして、 「そこで、もひとつ、ここに。御仁恕を仰がねばならぬ一儀がございます」 と、いった。 父皇後醍醐とともに、軍....
大岡越前」より 著者:吉川英治
、越前個人として、ありがたくお受けはしますが、江戸町奉行の職において、上様の御|仁恕も、方々の思し召も、容れることは罷りなりません」 「それは、また……。余りに....