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仁斎
「仁斎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
仁斎の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
心理学上から見ても生殖の業およびこれに偕《ともな》う感触がすこぶる死に近い。伊藤
仁斎は死は生の極と説いたと聞くが、それより後に出た『相島《あいしま》流神相秘鑑』....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
》の自生ありと出づるがどうもあり得べからざる事で、『※軒《ゆうけん》小録』に伊藤
仁斎の壮時京都近辺の医者が津軽から果然を持ち来ったと記載しあるを読むと、夜分尾で....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
らの文武の書籍も沢山に遺っていたので、私は本箱を探してそれらの物を見たが、就中、
仁斎や徂徠春台の経書の解釈に属する書を読んだ。するとこれまで朱子の註釈した経書と....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
―大岡越前守お役宅の茶室である。
数寄屋《すきや》がかりとでも言うのか、東山同
仁斎にはじまった四畳半のこしらえ。
茶立口、上|壇《だん》ふちつきの床、洞庫《....
「埋もれた日本」より 著者:和辻哲郎
本人の思索能力は、決して弱かったとはいえない。中江藤樹、熊沢蕃山、山鹿素行、伊藤
仁斎、やや遅れて新井白石、荻生徂徠などの示しているところを見れば、それはむしろ非....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
せずにいられない。それは上述のごとく一時代を画する出来事である。しかもこの仕事は
仁斎、徂徠、崑崙などわが国の先儒の仕事を継承し完成するという意識をもってなされた....