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「仁清〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

仁清の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
名娼満月」より 著者:夢野久作
見計らっては受持っている宝物棚の中から、音に名高い利休の茶匙、小倉の色紙を初め、仁清の香炉、欽窯の花瓶なぞ、七条家の御門の外に出た事のない御秘蔵の書画|骨董の数....
書記官」より 著者:川上眉山
上げるからいいわ。それからその前お茶の手前が上がったとおっしゃって、下すったあの仁清の香合なんぞは、石へ打つけて破してしまうからいいわ。 善平はさらに掛構いも....
増上寺物語」より 著者:佐藤垢石
の焚火によって炎上した。 境内にある将軍の霊廟は二代秀忠、同裏方崇源院昌譽和興仁清大禅光尼、六代家宣、七代家継、九代家重、十二代家慶、十四代家茂などであって上....
近作鉢の会に一言」より 著者:北大路魯山人
万金と評価されて誇りがましき料理の着物として存在しています。なお個人作家としては仁清、乾山、木米等もっとも崇敬の的となり、好事家識者の間に重きをなしております。....
現代茶人批判」より 著者:北大路魯山人
出されたとて敗けたとはいわぬという日下開山、これが名越の自邸に築窯したのである。仁清を再現さそう、志野を作りたい、井戸茶碗も作ろう、望むところはすこぶる高い。し....
素人製陶本窯を築くべからず」より 著者:北大路魯山人
するなど、私の口を率直に割るならば浅慮きわまるというの他はない。 前山翁が最初仁清ふうを作らんとされた時も、京都のKという陶家をひっぱってきて、これに望みの夢....
増長天王」より 著者:吉川英治
いほうけた久米一の指から生れて、他の若い細工人の手からは作り得なかった。 京の仁清、色絵の柿右衛門、みな一派の特長がある。この山からだす色鍋島は、こう行くより....