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仇英
「仇英〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
仇英の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
続いた、一間《ひとま》だった。
床には、彼の風雅癖を思わせて、明人《みんびと》
仇英《きゅうえい》の、豊麗《ほうれい》な孔雀《くじゃく》の、極彩色《ごくさいしき....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
服装だと見てとってしまいました。それはまさしく、支那の唐代の風流貴公子といった、
仇英《きゅうえい》の絵なんぞによくある瀟洒《しょうしゃ》たる美少年なのでありまし....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
を立つ時、予期しなかった二つの獲物《えもの》を画嚢《がのう》に入れて立ちました。
仇英《きゅうえい》の回錦図巻と狂女の絵。その二つを頭の中で組み合わせながら、再び....
「余齢初旅」より 著者:上村松園
もここのはさびて白緑色を呈していて、陽のかげに生じているのは群青色になっている。
仇英の描く群青や緑青、また斑をもったきれいな苔を生じた太湖石は、実物をみて大いに....
「座右第一品」より 著者:上村松園
のためでありますから、辺文進の花鳥の側に二歳か三歳の松篁が這い廻っていましたり、
仇英の楼閣山水の隣りに、馬上の橋本関雪さんが居られたりします。 この関雪さんの....
「それから」より 著者:夏目漱石
同様の原因から、画家の名前位は心得ていた。ただし、この方は掛物の前に立って、はあ
仇英《きゅうえい》だね、はあ応挙《おうきょ》だねと云うだけであった。面白い顔もし....