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今めかしい
「今めかしい〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
今めかしいの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「点鬼簿」より 著者:芥川竜之介
所の芥川家へ泊りに行った。「初ちゃん」はこう云う外出の時にはまだ明治二十年代でも
今めかしい洋服を着ていたのであろう。僕は小学校へ通っていた頃、「初ちゃん」の着物....
「黒百合」より 著者:泉鏡花
「野暮は言わない、私だって何も素人じゃあなし、お前さんの病な事も知ってるから、
今めかしい意見をするんじゃないが、世の中にゃもッと面白い盗賊のしようがありそうな....
「紫式部」より 著者:長谷川時雨
の一本が咲いているのが目につく。野菊ではない。友禅菊という、葉や、咲きかたや色の
今めかしい品《ひん》のない花だが、芒のかげに一叢になっているのは、邪魔にもならな....