今体[語句情報] »
今体
「今体〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
今体の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空車」より 著者:森鴎外
においてはなお調和を保つことが努められている。これに反して仮りに古言を引き離して
今体文に用いたらどうであろう。極端な例をいえば、これを口語体の文に用いたらどうで....
「魚玄機」より 著者:森鴎外
、白居易は勿論、それと名を斉ゅうしていた元微之の詩をも、多く暗記して、その数は古
今体を通じて数十篇に及んでいた。十三歳の時玄機は始て七言絶句を作った。それから十....
「細木香以」より 著者:森鴎外
親まつ鳰のもろ音哉。香以。」 跋文は香以が自ら草している。その他数人の歌俳及古
今体狂詩が添えてある。 按ずるに乙卯は竜池の歿する前年で、香以は三十四歳になっ....
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
作の方なり。しかれども一生に十七字千句は文学者として珍とするに足らず。放翁は古体
今体を混じて千以上の詩篇を作りしにあらずや。ただ驚くべきは蕪村の作が千句ことごと....