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「今年度〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

今年度の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
少女地獄」より 著者:夢野久作
理由がある。なお発狂せる森栖校長が大阪にて口走りたる甘川歌枝という女性は、同校の今年度卒業生にして、運動競技の名手であったが、かねてより「火星さん」という綽名《....
恐竜島」より 著者:海野十三
ツール記者は恐竜島の冒険物語を発表した。これは二十四国語に訳されて、広く愛読され今年度のベストセラーの内に入れられた。 さて、玉太郎はどうしたろう。豪州《ごう....
悔なき青春を」より 著者:宮本百合子
員の声に出されていた質問とその答について順々にとりあげてゆきましょう。 (1)今年度の計画という大きな質問には、どなたもできるかできないかわからない答をさけて....
油絵新技法」より 著者:小出楢重
展覧会というものは、例えば二科にしても、先ず五十銭の入場料を支払えば、日本全体の今年度に於ける新芸術の進歩、方向その他一切の技術から遠くフランス画壇の意向から、....
大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
大展覧というものは、例えば二科にしてもまず五〇銭の入場料さえ支払うと、日本全体の今年度の絵画の進歩、方向、その他一切の技術から遠くフランス画壇の意向から新柄のお....
歌行灯」より 著者:泉鏡花
」 「もし、お騒がしゅうござりましょう、お気の毒でござります。ちょうど霜月でな、今年度の新兵さんが入営なさりますで、その送別会じゃ言うて、あっちこっち、皆、この....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
人さえ御難だ。 こうした日本ファシズムの進行と並行して反ファッショ的運動も亦、今年度に入って、頓に盛んになったと云ってよい。勿論之は事件後の粛軍運動を契機とし....
雑記(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
て来た。某新聞社からだという。何事かと思って出てみると、国際電報によって昨年度と今年度のノーベル賞金の受賞者の名前の報知が届いた、その一人はアインシュタインで、....
昭和四年の文壇の概観」より 著者:平林初之輔
銀行」を発端とする長編の一部分をひきつづき『改造』誌上に発表した横光利一もまた、今年度において特記すべき作家であろう。彼もまた、身辺小説を揚棄して、客観的な世界....
国会図書館の窓から」より 著者:中井正一
てきた。次はフィルムの収集が来年度のプランとなることであろう。納本制度は二年目の今年度になって、ようやく月額一千冊を越えるにいたったので、大いに意を強くしている....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
の向上、共同化、近代化を大にして経済政策の確立が必要であります。政府の発表でも、今年度の自然増収は二千百億円、来年度は二千五百億であると発表しております。この自....
一九三七年を送る日本」より 著者:戸坂潤
工養成機関の設備や技術教育の要望などとなって現われている)、等々を見ると、恐らく今年度は、このような労資協調のための一時的なそして部分的な経済的根拠を有っている....