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「今朝程〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

今朝程の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
れを教えろ、蟠龍軒は何処に隠れて居るかそれを言え」 男「何処だか存じませんが、今朝程|築地《つきじ》のお屋敷へ往って浮田金太夫《うきたきんだゆう》様の処へ、竹....
琥珀のパイプ」より 著者:甲賀三郎
度幸いこの夫婦を留守番に入れたのです。私は昨日は夕刻から郷里の方へ出掛けまして、今朝程又出て来たのです」 「昨日二人は、別に変った様子はありませんでしたか?」 ....
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
えて、簾越しにスーッと、汗ばんだ単衣の肌を冷かに撫でて行った。 神戸牧師はふと今朝程来た裁判所からの召喚状の事を思い出した。彼の眉にはみる/\深い皺が寄った。....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
にも這うて参ります位で、すんでの事に生命喪いをするところで御座いました。しかし、今朝程から茄子の黒焼を酒で飲みまして、御覧の通り、妙薬の鮒を潰して貼っております....
松と藤芸妓の替紋」より 著者:三遊亭円朝
しばかりお恵みなすって下さい(泣伏)昨日から子供達には未だ御飯を食べさせません、今朝程少しばかりお芋を買って食べさせましただけで」 三「おゝゝおや御新造何うも何....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ネー筆「断崖」(一)、コロー「ルコント夫人」(二)の絵はがき)〕 (一)七日、今朝程はお手紙呉々も有難う! ああちゃんが後手にかくして朝のお目ざめに持ってきて....
新訂雲母阪」より 著者:直木三十五
無いか? 甚七がこの道を行ったと云うがそうか。」 「はい、敵の山田を白状させると今朝程――」 「あの金入はもっておるか――よし、身共の馬に乗れ――何《な》に、気....
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
て、小僧は驚き提灯を投り出して逃げ出しますから、私も驚き、共に逃げ帰りましたが、今朝程万年橋の上に重三郎の衣類脇差印籠などが取捨てゝございまして、行方が知れませ....