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「今案〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

今案の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
カーライル博物館」より 著者:夏目漱石
》よりも下にある。今余が立ちつつある所よりまた五六段の階を下らねばならぬ。これは今案内をしている婆さんの住居《すまい》になっている。隅に大きな竈《かまど》がある....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
年に至る今日まで、該法の成立し得なかった理由の一つはここにあったろう。 そこで今案が決定された法案が、実はいわゆる宗教法ではなくて、宗教団体法であることを注目....
平凡」より 著者:二葉亭四迷
《かあ》さんの奥様は想出したように私の方を向いて、「荷物がまだ其儘でしたっけね。今案内させますから、彼方《あッち》へ行って荷物の始末でもなさい。雪江、お前|一寸....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
は前の三山の歌の次にあるから、やはり中大兄の御歌(反歌)の一つに取れるが、左注に今案不也とあるから編輯当時既に三山の歌とすることは疑われていたものであろう。併し....
東大での話の原稿」より 著者:宮本百合子
国会を通らずに地方自治体できめて、それをムヤミにつくることを非難している。 一、今案条例 一、売春婦取しまり条例 一般の婦人のこまること、 これはどこ....
放免考」より 著者:喜田貞吉
十一与奪事の条に、役おわりたる獄囚を放免するの儀を叙して、 勘問式云、尉乍押歟)今案、件免物、近代向之。一拝分散而已。 とある。これによると、放免囚は役おわると....