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「今鏡〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

今鏡の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
いで甎《かわら》を磨《ま》しておられた。何をこしらえなさると質問をしたら、なにさ今鏡を造ろうと思うて一生懸命にやっておるところじゃと答えた。そこで学者は驚ろいて....
連環記」より 著者:幸田露伴
けたのには今さら困じたことであろう。さて片隅に帯もなくて隠れ居たりけるほどに、と今鏡には書かれているが、其片隅とは何処の片隅か、衛門府の片隅でも有ろうか不明であ....
くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
作るのでクグの名を得たのであるかもしれぬ。しかもそれが共通に用いられていたので、今鏡に見ゆる一条河原のキヨメの女が、自己のクグツなる身分をあらわさんが為に、玉み....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
危機であったと思われる。 それを暗示する一つの逸話を挿むことにしよう。それは『今鏡』という鎌倉の初期に書かれた歴史文学の「村上源氏、にひまくら」の章にのってい....