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「仏名〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

仏名の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
ここに兎と書くのは英語でヘヤー、独名ハーセ、ラテン名レプス、スペイン名リエプレ、仏名リエヴル等が出た、アラブ名アルネプ、トルコ名タウシャン、梵名|舎々迦《ささか....
十二支考」より 著者:南方熊楠
女の五百人に二倍して、千人に云々と作ったのであろう。 フィリップ氏曰く、竜の英仏名ドラゴンは、ギリシアにドラコン、ラテンのドラコより出で、ギリシアのドラコマイ....
草迷宮」より 著者:泉鏡花
んで、しんみりと真心から念仏の声が出ました。 途中すがらもその若い人たちを的に仏名を唱えましょう。木賃の枕に目を瞑ったら、なお歴然、とその人たちの、姿も見える....
源氏物語」より 著者:紫式部
塩草同じ雲井の煙とをなれ とお書きになって、それも皆焼かせておしまいになった。仏名の僧を迎える行事も今年きりのことであるとお思いになると、僧の錫杖の音も身に沁....
□本居士」より 著者:本田親二
ってから家族が墓石を建てたんです。その墓石――高サ約二尺くらいの小さな墓――に、仏名《ぶつみょう》が彫ってある、慥《たし》か四字でした。上の字は忘れましたが、「....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
一鋪。 繍。 薬師弥陀弥勒菩薩瑞像各。 大方広仏花厳経八十巻。 大仏名経十六巻。 金字大品経一部。 金字大集経一部。 南本涅槃....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
塔を置き、大きな銀の燈明台を三つ列べてバタの燈明を上げ、その他沢山な供養物を供え仏名を唱えて礼拝を致し、もはや十二時過ぐると思う頃から法華経を唱え始めたです。で....
法然行伝」より 著者:中里介山
善導和尚《ぜんどうかしょう》も、上来雖説定散両門之益望仏本願意在衆生一向専称弥陀仏名《じょうらいすいせつじょうざんりょうもんしえきもうぶつほんがんいざいしゅじょ....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
「嬉しきにつけ、悲しきにつけ」と、信仰を教うる聖者は体験を以て教えられます。「仏名を唱えよ。そは遮られぬ光なればなり」 嬉しきときばかり親しまれる光ならば、....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
のと思われる。しかるに後にはその本義が忘れられて、彼らは人の門に立ち、経を誦し、仏名を称して、米銭を貰う乞食である、門に唱えるもの、すなわち唱門師であるという意....