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「仏土〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

仏土の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
の祈願所たらしめむと欲す。山門高く聳えては真如実相の月を迎へ、殿堂|甍を聯ねては仏土|金色の日相観を送る。林泉奥深うして水|碧く砂白きほとり、鳥|啼き、魚|躍つ....
連環記」より 著者:幸田露伴
で、眼を少し瞑ったようにし、口の中でかすかに何か念ずるようにしていたという。想を仏土に致し、仏経の要文なんどを潜かに念誦したことと見える。随分奇異な先生ぶりでは....
正義の国と人生」より 著者:桐生悠々
ものでない。だから、釈迦は阿弥陀経に於て、これを空間的に説明して「従是西方十万億仏土有世界名曰極楽」と言ったのである。 「正義の国」は一名「極楽」であるのだろう....
うつす」より 著者:中井正一
しだされて、あまつさえそこに往来する王様の姿もが共にあい漾映して真の動ける十万億仏土を顕現したるがさまであったという。 画家の機知もさることながら、このミトス....
稀有の犯罪」より 著者:小酒井不木
の中のことは、予定通りにはまいらぬもので、とうとう支那よりももっと遠い、十万億の仏土を隔てたむこうまで旅行することになりました。 二 お話の順序....