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「仏塔〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

仏塔の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
を免るれば、まさに沙門に詣《いた》って出家の法を受くべしと。既に出て山に入り、一仏塔に至り、欲愛を捨離し、出家して道を為《おさ》む。九十日にして閻浮提のあらゆる....
新西遊記」より 著者:久生十蘭
る建物が岩山の南面の半ばを蔽いつくし、それを中心にして、拝殿、祠殿、霊廟、僧院、仏塔と幾百の堂宇が無数の石階や石廊や拱門で縦横につながり、四千年前に消滅したテー....
西航日録」より 著者:井上円了
りなく、正覚山の前に月あり、尼連河のほとりに風ふき、釈尊の跡は霊樹のもとに残り、仏塔はこの宝林の中にそびえて、喜ぶべし千年の後に、なおこの寺院をみることができる....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
高野山か、河内の女人高野という金剛寺か、いずれかへ行って、位牌を預け、かたみ髪を仏塔へ納めなどして置きたいという。 「それもまた、名残惜しいことではあるが――」....