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「仏式〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

仏式の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:島崎藤村
自分の仕事の纏まるまで残った。 旧暦の盆が来た。橋本では、先代からの例として、仏式でなく家の「御霊」を祭った。お種は序に小泉の母の二年をも記念する積りであった....
火葬国風景」より 著者:海野十三
養|叶わず、遂に永眠|仕候間、此段謹告候也。 追而来る××日×時、花山祭場に於て仏式を以て告別式を相営み、のち同火葬場に於て荼毘に附し申可く候……」 この文面....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
の実力には、旗本八万騎がすでに気《き》死し、心|萎《な》えたりとはいえ、新たに、仏式に訓練せる五千の精鋭は、ぜひとも腕だめしをしてみたがっている。会津を中心とす....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
なく、迷いの深い者、判りのわるい者には、しばらくこちらで極楽浄土の夢なりと見せて仏式で修行させるのも却ってよいでもあろう。――が、この娘としてはそうした方便の必....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
顰蹙していたけれども、さすがに何ともいわなかった。また軍隊ではその頃は英式よりも仏式の方がよいという事になったので、特に東京から、武蔵知安氏とその門人の五、六名....
丹下左膳」より 著者:林不忘
紙製の供命鳥《くめいちょう》を飾り、棺の周囲に金襴の幕をめぐらしてあるのだった。仏式七分に神式三分、神仏まぜこぜの様式……。 玄関の横手に受付ができて、高弟の....
瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
陸軍の事を記さんに、徳川の海軍は蘭人より伝習したれども、陸軍は仏人に依頼し一切|仏式を用いていわゆる三兵なるものを組織したり。これも小栗上野介等の尽力に出でたる....
小山内薫先生劇場葬公文」より 著者:久保栄
宅に会合して葬儀の方法を協議し、数案を携えて遺族、近親にはかり、その裁決を仰いで仏式による劇場葬をもって先生を葬ることに決定した。ただちに土方与志を葬儀委員代表....
火葬と大蔵」より 著者:喜田貞吉
ろう。またそれから思い付いたとしても、これを焼いて手軽に始末をつけるという事は、仏式火葬の輸入を待たずして、つとに早く我が国に行われていたと解するのも、あえて不....