仏桑花[語句情報] »
仏桑花
「仏桑花〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
仏桑花の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旅日記から」より 著者:寺田寅彦
はがきや錦絵の美しさではなくて、どうしても油絵の美しさである。…… 植物園では
仏桑花、ベコニア、ダリア、カーネーション、それにつつじが満開であった。暑くて白シ....
「ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
つにもひろげて、こっちへおしよせてくるマングローブの木。煙がはうようにのびてくる
仏桑花《ぶっそうげ》。そして赤い大きな花がひらいたと思うと、たちまちすぼみ、また....
「朱欒の花のさく頃」より 著者:杉田久女
や蜜柑の香気に刺激されつつ成長した事も面白くおもわれる。 台北の官舎では芭蕉や
仏桑花、蘭など沢山植えてあったが、私のまっ先に思い出すのは父が一番大切にしていた....
「暴風への郷愁」より 著者:山之口貘
、閉めきった雨戸の節穴からぼくはのぞいていることもあった。沖縄の植物にはその外に
仏桑花がある。梯梧がある。福木がある。竜舌蘭、蘇鉄などもある。竜舌蘭や蘇鉄は別と....