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「仏身〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

仏身の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
道成寺(一幕劇)」より 著者:郡虎彦
たのだが、お前の一念がこの鐘を鋳上げたばかりに、己の指の爪という爪にもありがたい仏身の力が充ち満ちて、執念深い鱗の一とひらまで枯葉のように破り散らしてくれたのだ....
葛飾砂子」より 著者:泉鏡花
当っては名代の信者、法華経第十六|寿量品の偈、自我得仏来というはじめから、速成就仏身とあるまでを幾度となく繰返す。連夜の川施餓鬼は、善か悪か因縁があろうと、この....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
を持っている。彼に救われるためには、ただ彼を念ずればいい。彼は境に応じて、時には仏身を現じ、時には梵天の身を現ずる。また時には人身をも現じ、時には獣身をさえも現....
魂の喘ぎ」より 著者:大倉燁子
てやりましょう。いい思いつきではありませんか、生前は悪魔の心を持った少年、死んで仏身になるとは有難いこと、私は涙が出るほど嬉しくなり、この名案に感心してしまいま....