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「仕付〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

仕付の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
青春の逆説」より 著者:織田作之助
君はいつになく厚化粧し、その顔を子供心に美しいと見たが、何故かうなずけなかった。仕付糸をとってやりながら、 「向う様へ行ったら行儀ようするんやぜ」 お君は常の....
三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
日頃から厳重に触れ渡されているのです。お近さんという娘は子供のときからお父さんの仕付をうけていますから、こういう屋敷にはおあつらえ向きで、主人の首尾もよく、自分....
少年時代」より 著者:幸田露伴
るので、如何な日でも私が遣らなくてはならない務めは随分なものであった。勿論厳格に仕付けられたのだから別に苦労には思わなかったが、兎に角余程早く起き出て手捷くやら....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
春先の食米三斗ずつ内証で借りうけ、秋米で四斗ずつ返すことにしていた。これは田地を仕付けるにも、旅籠屋片手間では芝草の用意もなりかねるところから、麦で少しずつ刈り....
風流仏」より 著者:幸田露伴
った時は斯して為る者ぞと教えし御辞誼の仕様能く覚えて、起居動作のしとやかさ、能く仕付たと誉らるゝ日を待て居るに、何処の竜宮へ行かれて乙姫の傍にでも居らるゝ事ぞと....
雁坂越」より 著者:幸田露伴
来た。 すると路の傍ではあるが、川の方へ「なだれ」になっているところ一体に桑が仕付けてあるその遥に下の方の低いところで、いずれも十三四という女の児が、さすがに....
霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
此の山の中に居て冷飯を喫って、中の条のお祭に滝縞の単物に、唐天鵞絨の半襟に、袂に仕付の掛った着物で、縮緬呉絽の赤褌で伊香保の今坂見たように白く粉のふいた顔で、ポ....
売春婦リゼット」より 著者:岡本かの子
子へ集まってゆっくり晩飯を食べていた。当番の給仕男が同僚たちに客に対すると同様に仕付けよく給仕していた。 「今日は遊びかね。」 という声がした。すぐそれは探偵....
」より 著者:織田作之助
はいつになく厚化粧し、その顔を子供心にも美しいと見たが、なぜかうなずけなかった。仕付糸をとってやりながら、 「向う様へ行ったら行儀ようするんやぜ」 お君は常の....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
たが、奉書を目八分にささげ持って、さすがに士族らしい位があった。どうも私の家とは仕付けが違う気がした。 が上級になるに従いだんだん成績が悪くなった。そして変人....
なよたけ」より 著者:加藤道夫
うか?……それにしても、まあ、大納言様のような立派なお方にもらって頂いて、厳しく仕付けて頂ければ、……なよたけにとりましても、この手前にとりましても、こんな嬉し....
ながうた勧進帳」より 著者:酒井嘉七
しかし、それにいたしましても、あの傍の見る目もいじらしい程な、お母さんのきついお仕付けがございませんでしたならああも早くから、お師匠さんにはなれなかったに相違ご....
小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
っぱれの才女じゃ。武蔵守殿は武勇一遍の人じゃと思うていたに、息女に対する日ごろの仕付け方も思いやらるる。起き臥しわぶる恋ぞくるしき――さすがにようぞ説き当てられ....
押しかけ女房」より 著者:伊藤永之介
は、長男が早くから樺太に渡つて向うで世帯を持ち、次男は出征、三男の源三郎が田圃を仕付けていたが、つい最近これも召集されて、源太郎はスツカリ戸まどいしていた。 「....
」より 著者:織田作之助
て来て、気取りやの彼にはうれしい晴衣であったが、さすがに有頂天にはなれなかった。仕付糸をとってやりながら、向う様へ行ったら行儀ようするんやぜと母親は常に変らぬ調....