仕納め[語句情報] »
仕納め
「仕納め〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
仕納めの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
の食えもしねえ物を貰って返《けえ》しをしなければならねえ」 文「成程、御孝行の
仕納めだから立派になすった方が宜しい」 亥「身に余った葬《ともれ》えで仮寺《か....
「名人長二」より 著者:三遊亭円朝
立派に葬式を出して上げたろう、お前は其の時十七だッたが、親方のお蔭で立派に孝行の
仕納めが出来た、此の御恩は死んでも忘れないと涙を流してお云いだというじゃアないか....
「古き小画」より 著者:宮本百合子
う性質だから、後々詰らぬ面倒を起こすことになっても始まらぬ。――奉公の、今度こそ
仕納めに、出かけることにしよう」と云った。けれども、衷心では、ツランから来たとい....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
で、氷の上でかれらを襲ってもほとんど危険というものがない。 船長はこれが苦労の
仕納めだとは全然思っていないようであった。他の船員らはみな奇蹟的脱出をなし得たと....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
深雪とが、日数の定まらぬ旅へ立つ路銀に、物を売るのを見て、庄吉は、決心した。
(
仕納めだ)
と、思った。
(いいや、手はじめだ。右手は、いつ、仕事仕舞いをした....