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仕組む
「仕組む〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
仕組むの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「心中浪華の春雨」より 著者:岡本綺堂
はとうとう浄瑠璃に唄われてしまった。しかし近松の時代と違って、事実を有りのままに
仕組むということは遠慮しなければならないような習わしになっていたので、大工の六三....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
いの大出来であったなどと話した。 「御承知の通り、江戸時代には天一坊をそのままに
仕組むことが出来ないので、大日坊とか何とかいって、まあいい加減に誤魔化していたん....
「仇討たれ戯作」より 著者:林不忘
を求め、刺激を強くするために、眼を覆いたいような惨忍な文章と絵を、つとめて一斉に
仕組むようになったのであった。まったくこれでもかこれでもかといった風で中でも最近....
「推理小説論」より 著者:坂口安吾
はなく、第一の目的は、そういう邸宅に住むような階級でないと、推理小説の謎を複雑に
仕組むことができないという要求によるものだ。 又、推理小説は、広い地域を舞台に....
「俳優倫理」より 著者:岸田国士
敷衍し、そして、それらに対してもっと現実的な効果をあげる為に、ここに一つの物語を
仕組む。その物語を最も直接に民衆の目、耳に訴える為に、最初に自分が神の言葉を語り....
「おせん」より 著者:邦枝完二
とも笠森おせんちゃんを、芝居に仕組んで出したいとの、たっての望みさ。どういう筋に
仕組むのか、そいつは作者の重助さんに謀ってからの寸法だから、まだはっきりとはいえ....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
ることに気附かれます。一つは自然であり、一つは歴史であります。自然というのは神が
仕組む天与のものであり、歴史というのは人間が開発した努力の跡であります、どんなも....