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仕舞風呂
「仕舞風呂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
仕舞風呂の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「猫車」より 著者:宮本百合子
出ている。そこにも、自分の幸福をさがし求めている娘の心持がある。 五燭の電燈で
仕舞風呂に入っているお縫の頭の中から、これらの考えは消えなかった。 レートクリ....
「楢重雑筆」より 著者:小出楢重
へ移った。永い間の都会生活に比して、何んともいえず新鮮な心地がする。例えば大阪を
仕舞風呂とすればこの辺りの空気は朝風呂の感じである。何もかもが結構であるが、ただ....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
深いものがある。 私は思いついた時勝負で風呂へ飛んで行くので、朝風呂、昼、夜の
仕舞風呂の差別がない。朝風呂にはさも朝風呂らしい男が大勢来ているし、昼には昼の顔....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
呂へ入らないじゃないか」 「なに、入ることは入るんだよ。だがね……それもいつでも
仕舞風呂さ、そして流しの戸口を閉めきって、誰もいない時にだけ入るんだから、まった....