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「他我〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

他我の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
より分化して生じたものであるのみならず、その存在の必須の要件としてこれに対立する他我の存在を予想している。客観なくして主観のみ存在することはない。 それゆえに....
哲学入門」より 著者:三木清
の概念においては、主観は自我といわれ、これに対して客観は非我と呼ばれたが、非我は他我即ち他の人間でなくて物の世界のことであった。そこでは主として自然的対象界が問....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
かしこの点を諦めさえすれば、乏しいながらも補償が与えられる。しかしロンドンやその他我国の大都市においては、彼らは困窮に陥ってしかも補償は受けないのである。地方で....
妖怪学」より 著者:井上円了
明を下せり。例えば、人の死するがごとき、これを夢と同一に解釈し、一我ここにありて他我ほかに遊ぶより、死の起こるなりと信ぜり。ただ、その夢と異なるは、他我の遊ぶ所....