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他称
「他称〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
他称の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
するような一定の社会的勢力がそこには欠けていたからなのだ。なる程実際には、自称又
他称の自由主義的勢力なるものが社会には存在している。だからそういう政治的自由主義....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
じめているのです。イルカと言い、河童と言い、天狗小僧と言い、筍八段というのは自称
他称が混乱していて、どれをどれとも分らないが、この二人のもの、黒白を持たせてはた....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
とはしない。しかしながら農奴という身分を自称したこともなければ、未だ嘗《かつ》て
他称せられたこともありません。やはり米友とても、農業のことを働かせれば働きます。....
「道鏡皇胤論について」より 著者:喜田貞吉
らるべき筈の和気清麻呂、法均の姉弟が、その当時割合に恩賞に預らなかった事や、その
他称徳天皇の宣命の中にお述べになったお言葉の中などにも、表面にあらわれただけの事....
「握り寿司の名人」より 著者:北大路魯山人
どの食通もいないので、商売|繁昌、客にも判る人はきわめて少ない。 寿司通と自称
他称する連中もたいていはいい加減な半可通で、それならこそまた寿司屋も息をつけると....