他色[語句情報] » 他色

「他色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

他色の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
と書いて「タイ」と発音するような、語の中および終にある「はひふへほ」の仮名、その他色々ありますが、そういうようなものについて、今言ったような方法で、仮名の区別が....
工場細胞」より 著者:小林多喜二
云える。殊に日本は資本主義の発展がどの分野でゝも遅れていた。それが戦争だとか、其他色ンナ関係から急激に――外国が十年もかゝったところを、五年位に距離を縮めて発展....
入社の辞」より 著者:夏目漱石
所かも知れない。二三十年|辛抱《しんぼう》すれば勅任官になれる所かも知れない。其他色々|便宜《べんぎ》のある所かも知れない。成程《なるほど》そう考えて見ると結構....
人間性・政治・文学(1)」より 著者:宮本百合子
る。作者自身によって「キティ颱風」には「日本人の、たとえば社会性のなさとか、その他色々な弱点が皆出ている訳です。」と云われている。「つまり芝居に成りたたないよう....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
が有っていた一種過剰な純粋性――それを公式主義とかセクト主義とか官僚主義とか其の他色々に云ったものだ――から来る反作用、がここに現われたのだったかも知れない。が....
社会時評」より 著者:戸坂潤
幸いにして、この某重役の私的犯罪へ関係して行くだけなのであって、別に、軍部とか其他色々の方面へ関係して行くのではなかったから、意外は意外であっても、決して心配す....
家常茶飯 附・現代思想」より 著者:森鴎外
っと前に甚だ大いなる卓あり。これは為事机に用いるものにて、紙、文反古、書籍、その他色々の小さなる道具を載せあり。その脇に書棚ありて、多くは淡りしたる色の仮綴の本....
かれいの贈物」より 著者:九鬼周造
った。二人はやがて酒盃を交わしながらお互いの仕事のことや近頃読んだ本のことやその他色々と語り合った。 午後の二時頃になった。玄関のベルが鳴ると女中は吉田敏子の....
異質触媒作用」より 著者:寺田寅彦
例としては三角測量の際に遠方の三角点から光の信号を送るへリオトロープがあり、その他色々な光束が色々の信号に使われるのは周知のことである。自分の子供の時分に屋内の....
塵埃と光」より 著者:寺田寅彦
重大な関係を持ち得る事、あるいは塵が空中の渦動によって運搬されるメカニズムやその他色々の問題が残っている。限られた紙数では述べ尽されないからここには略することにした。 (大正十一年五月『科学知識』)....
頸飾り」より 著者:辻潤
な指先で脂ぎった茶碗や皿を洗った。汚れたリンネルのシャツ、テーブル掛け、布巾その他色々なものを洗濯して、それを一々竿にかけて干す。水はというと、勾配の急な坂の下....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
ものだったらしく、祭神が今もハッキリとしない。神武天皇と云い、大国主と云い、その他色々で、水の神サマであるか風の神サマであるか、それもハッキリはしていない。ヒダ....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
元です)。いずれも葭簀張りの小屋掛け。それから借り馬、打毬場、吹き矢、大弓、その他色々な大道商売位のもので、これといって足を止め腰を落ち附けて見る物はないが、一....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
ってくれた事があった位の事であった。漱石氏の最後の手紙に、 「身体やら心やらその他色々の事情のためつい故人に疎遠に相成るようの傾」云々とあるのは独り漱石氏の感懐....
甘話休題」より 著者:古川緑波
足に、それらの菓子が如何にもてはやされたか。 キャラメルも、ネッスルのや、その他色々出来たし、水無飴もその頃出来た。 チュウインガムが流行り出したのも、その....