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他見
「他見〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
他見の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「政談月の鏡」より 著者:三遊亭円朝
ても宜《い》い、然《そ》うバタ/\七輪の下を煽《あお》がないでも宜いよ、お前のは
他見《わきみ》ばかりして居るから、上の方で灰ばかり立って火が煽《おこ》りゃアしな....
「毒もみのすきな署長さん」より 著者:宮沢賢治
一、金 十三両 鰻《うなぎ》 十三|斤《きん》 一、金 十両 その
他見積り 計 二十三両也 差引勘定 二十両七十銭 署長利....
「白髪小僧」より 著者:杉山萠円
と、大舞踏会と、大晩餐会《だいばんさんかい》の大袈裟《おおげさ》であった事。その
他見る者聞くもの何一ツとして、眼を驚かし耳を驚かさぬものはなかった。 けれども....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
がき》』という帳面に書き留めて置くことになっていました。勿論、これは係りのほかに
他見を許されないことになっているんですが、わたくしを贔屓《ひいき》にしてくれる吟....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
まさか他人の女房を借りて置く訳には往かんが、仕事も出来る大黒の一人も置きたいが、
他見が悪いから不自由は詮事がないよ」 七「もしそれはお前さんの事だから屹度差上げ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
左へ廻って附いているムク犬を、慌《あわただ》しく右の方から尋ねて、 「お前、
他見《わきみ》をしちゃいけません、可愛い可愛いわたしのムク犬や、お前、何でもわた....
「「ヒロシマ」と「アダノの鐘」について」より 著者:宮本百合子
や、パール・バックやアグネス・スメドレー、エドガー・スノウ、ヒュー・ディーンその
他見る夢のなかに中国があらわれることのある人々の精神は、東洋にとって貴重なだけで....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
資料だとほめてくれるのである。そこで児玉法学士は、帆村荘六が好きになったが、その
他見ていると、帆村の熱心なこと、普通の人が考えていないようなことを考えていること....
「法然行伝」より 著者:中里介山
し、不審があらば尋ねおききなさるがよい。但し源空が生きている間は秘密にして置いて
他見せしめないように、死後の流行は已《や》むを得ない事だが」 といわれたので、....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
なかった。 またたく間に三雲村、夏身の立場。 ※斗雲に劣らないまでも、そんな
他見などは、城太郎にはちっとも出来ない。 「――止めてくれッ、止めてくれッ、止め....