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他門
「他門〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
他門の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
歩む時には、ただそれ無我夢中で、遠い路が苦になるでもない。 殊におかしいは他宗
他門の人々、このお会式にも見物を怠らず、本門寺への沿道はかかる群にも賑わって、さ....
「俳諧の本質的概論」より 著者:寺田寅彦
るといわれる。 夢には色彩が無いという説がある。その当否は別として、この事と「
他門の句は彩色のごとし。わが門の句は墨絵のごとくすべし。おりにふれては彩色の無き....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
ば頗る広い、まず十四畳敷も二間あり、それに準じて居間部屋台所等もカナリ広い。その
他門長屋には家来なども住ませる事になっていた。尤も京都に居た頃には藩邸の御殿を仮....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
みると、近ごろ世間には、数年断絶したことの知れている家を、縁《ゆか》りのない他氏
他門から、勝手に相続することもある。いま自分が名を重んじて跡を断ったからとて、後....
「生前身後の事」より 著者:中里介山
峯があり、藤沢浅次郎があり、河合武雄があり、喜多村緑郎があり、深沢恒造がありその
他門下|各々《おのおの》英材が満ち充ちて役者に不足はなかったのだが脚本に全く欠乏....
「法然行伝」より 著者:中里介山
鳥羽院第五の皇子|覚性法親王《かくしょうほうしんのう》)の御前で、 「拙僧も自門
他門多くの学生達《がくしょうたち》に会いましたけれども、この法然房のように物を申....