付言[語句情報] »
付言
「付言〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
付言の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「片信」より 著者:有島武郎
、純粋の第四階級にとっては、あるいは邪魔になる者ではないかと考えうるということを
付言しておく。そんな区別をするのは取り越し苦労だ。現在の問題だけを(すでに起こり....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
僧たちの始めた儀式であったということはすでに述べたところである。が、さらにここに
付言してよかろうと思われることは禅院の仏壇は、床の間――絵や花を置いて客を教化す....
「芥川の事ども」より 著者:菊池寛
誌一、二頁の「侏儒の言葉欄」を設けるのは、適宜なことだと思う。 なお、ちょっと
付言しておくが、彼の最近の文章の一節に「何人をも許し、何人よりも許されんことを望....
「能とは何か」より 著者:夢野久作
は、主演者の一団と相|対峙して、それぞれ専門的の研究を遂げ、一家を成している事を
付言しておく。 監 督 能を見ると、前述の舞い手、謡い手、囃方のほ....
「俳句の精神」より 著者:寺田寅彦
こういう意味で自分は、俳句のほろびない限り日本はほろびないと思うものである。
付言 以上は自分の自己流の俳句観である。現代俳壇の乱闘場裏に馳駆していられるよ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
潰《つぶ》れんとする腐敗より一滴また一滴としたたる教えである。
ついでにここに
付言したい。成功とは嫌悪すべきことである。真の価値と誤られ易《やす》いその類似は....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
四三〇号と呼ばれた。
それからなお、再び立ち戻らないようにと、ここに次のことを
付言しておきたい。すなわち、モントルイュ・スュール・メールの繁栄はマドレーヌ氏と....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
)。仲間の間ではそのような特殊な容捨も行なわれるのである。
なおここにちょっと
付言する。市民間においては、光栄ある地位はあまりに容易な交際を許す時にはその光を....
「「陰獣」その他」より 著者:平林初之輔
着くと真っ先に読んだ。その点で「陰獣」は完全に成功している。ことに九月号の作者の
付言は、次号に対する期待をいっそう深からしめる、広告的効果を多分にもっていた。乱....
「妖怪学」より 著者:井上円了
発達のいまだ足らざるに起源すといわざるべからず。これ、余が偶然論の結言なり。 (
付言)「妖怪学講義」ここに終わりを告ぐ。しかして、序言にも一言したるごとく、この....
「妖怪報告」より 著者:井上円了
ここに掲記す。 郵便をもって申し上げ候。しからば、『通信教授 心理学』第三号の
付言に従い、はばかりながらちょっとのべんに、およそ人の睡眠するは、すなわち原語の....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
も怠ってはならぬ。いずれこれらのことについては、他日稿を改めて別に論じたい。 (
付言)なお唱門の名義が、アイヌ語のシャモまたは沙門と関係があるのではなかろうか、....