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「付金〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

付金の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
り) ◯夜、若林国民学校の根本先生(昌彦の先生)来宅。全教組のスト問題と学校の寄付金問題につき明日学校にて理事評議員会あるとかにて伝えに来られしもの。病中につき....
名人長二」より 著者:三遊亭円朝
」 奉「ムヽ、それでは貸附金の証文の書役などを致して居ったのじゃな、して其の貸付金は誰の金じゃ」 茂「それは、へい私の所持金で」 奉「余ほど多分に貸付けて....
田舎教師」より 著者:田山花袋
宮の茅葺の古い社殿は街道から見えるところにあった。華表のかたわらには社殿修繕の寄付金の姓名と額とが古く新しく並べて書いてある。周囲の欅の大木にはもう新芽がきざし....
駆逐されんとする文人」より 著者:内田魯庵
、之まで較やもすると浮浪人扱いされた文人の収入を税源にしようというは、済生会の寄付金を勧誘されたような気がして名誉に感じるが、芸術税というは世界に比類なき珍税と....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
一 一二 九 貯金 一六 三五 二八 八 一三 貸付金 一二 三三 三五 一一 九 販売額 一八 三三....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
同一に下付さるることになった。それから明治八年家禄の奉還を願い出る者には一時の下付金があるという事になったので私は二十石七斗の半額を奉還してその下付金を受けた。....
北支点描」より 著者:豊島与志雄
有すると云われているが、それが大抵富有な上層階級の人々ばかりである。会員からの寄付金などは如何程でも集め得るらしい。或は一種のフリーメーソン的結社であるとの説も....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
再考せしむるような言葉を発するのだった。かつて彼は町のある客間で、貧民のために寄付金を集めたことがあった。そこには、老年で富裕で貪慾《どんよく》で、過激な王党で....
家なき子」より 著者:楠山正雄
来賓に向かって、この金はさっそくあわれな大道音楽師のために救護所設立の第一回|寄付金としたいと宣言した。そのあとの寄付はわたしと母とですることにする。 「おくさ....
生活と一枚の宗教」より 著者:倉田百三
省が深刻ではない。だから仕事のうえではなるほど人の役にたつようなことをしたり、寄付金も集めたりいたしますが、善いとか悪いとか生命の触れたところの、親鸞的な魂が薄....
一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
は孤児院のためじつに嬉しく、自分の誠意の容れられたことを深く感謝した。 この寄付金募集が機会となって、その後押川先生を初めその教会の人々と親しく交わるようにな....
」より 著者:犬田卯
「だが――」と真面目くさって説をなす者もあるにはあった。「顔がきくから政府から交付金ひったくるにはもってこいだっぺで。」 事実、小学校を改築したり、荒蕪地の開....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
のもありますけれども……。 チベットの大蔵省はただ租税を取扱うばかりでない。寄付金または喜捨の金品も取扱うです。釈迦堂へ何を上げて来ても、あるいは大法会の時分....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
、負債償却等にも用うるという。 各寺院にて一週内に集まりたる賽銭その他種々の寄付金は、堂内の掲示場に掲示するを例とす。また、寺によりては新聞上に広告する所あり....
私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
で、ばあさんが大阪府知事の名が顧問として載っている「汎愛扶殖会」の帳面を持って寄付金を集めてくる。もちろんインチキなのだが、この寄付金が貧しい老夫婦の生活費の一....