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仙北
「仙北〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
仙北の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
人の死人を出し、三陸の海嘯には二万余の死人を出した。大正になって三年三月に秋田の
仙北、それから今回の十二年九月一日の関東の大地震で、それには約十万の犠牲者と約五....
「武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
。東奥六郡を占有して、王師に抗せし安倍貞任の祖先のごとき、またその一なるべきか。
仙北の首領清原氏、平泉に拠りし御館藤原氏また実に俘囚をもって目せられたりしものに....
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
う。かくてその戦役の結果は、源頼義・義家父子前後十二年の苦闘の後、ようやく出羽・
仙北の俘囚長清原武則兄弟の援助によって、安倍氏を殪すを得たのであったが、武則その....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
の皮を用いて様々な細工ものを作ります。この仕事は他の国にも稀に見られますが、今は
仙北郡の角館町に仕事のほとんど凡てが集りました。同じ国の大館町にもよい仕事が見ら....
「山の人生」より 著者:柳田国男
となり、或は讃岐の杉本坊の客となりしとも云ふ。秋田藩にてもかゝる事あり。元禄の頃
仙北|稲沢村の盲人が伝へし『不思議物語』にも多く見え、下賤の者には別して拘引さる....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
によるとこの系統かもしれぬ。北の方の境としては、羽後の横手町のドンガランボ、同|
仙北郡横沢村でもドンガラである。ただし別になおサシドリがあって、葉が出て後はサシ....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
解釈も出来るが、後々気をつけていると中間の例はまだそちこちにある。たとえば羽後の
仙北地方では、この鳥は 常光寺常光寺 ケエズケエズ と啼くといい、文句は忘れてし....
「春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
も雪の春景色を見たいものだ。それには庄内方面よりもいっそう雪の深かりそうな羽後の
仙北地方がよかろう。かねて見たいと思っている後三年の役の遺蹟金沢柵址を、雪の中に....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
県の球磨・葦北二郡、それからずっと飛んで信州の下高井郡、越後の魚沼地方、秋田県の
仙北郡および岩手県|上閉伊郡の一部に、炉をジロと謂う方言があるほかに、島では鹿児....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
がまた巾着石とか袂石というような、簡単な名を附けて置いたのであります。 羽後の
仙北の旭の滝の不動堂には、年々大きくなるという五尺ほどの岩があって、それをおがり....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
。すなわちこの土地では盆の後先に、両度の燈籠送りをしているのである。 それから
仙北郡には大曲のネムリ流しがある。生保内村のネブタ流しは、入込んだ山寄りの村だけ....