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代わる
「代わる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
代わるの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
の考えていた通りに実験が進行すると、時々低い声で唄を歌ったり、横に身体を動して、
代わるがわる片方の足で釣合をとったりする。予期している結果を助手に話すこともある....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
天体内のヘリウム/地球の年齢/クラウジウスの説における誤謬/クラウジウスの学説に
代わるもの/時間概念の進化/地球上に生命の成立/原始生成か、外からの移住か/難点....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
下のごとき、あたかも攘夷藩と攘夷藩との衝突にして、たとい徳川が倒れて薩長がこれに
代わるも、更らに第二の徳川政府を見るに過ぎざるべしと一般に予想したるも無理なき次....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
う。 ローマ宗葬式のときは、刷毛体のものあり、これを水に湿し、送葬のものをして
代わる代わるその柄をとりて、一、二滴を棺の上に振り掛けしむ。あたかもわが国の各宗....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
の悪相、緒方国務相の疲れた顔、まずそんなところなり。こういう仕事をせぬ内閣は早く
代わるに限る。思えば、今は亡き前文相二宮中将が、組閣間もなく国民学校第二学期の始....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
であるから、比較的最近に使用し始めたものである。日常の使用には煎茶が粉茶に取って
代わるに至った、といっても粉茶は今なお茶の中の茶としてその地歩を占めてはいるが。....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
僧知識らは、同じ列に法師と呼ばれるのをいさぎよしとしなかったらしい。そこで法師に
代わるに坊主の語が流行り出した。 法師という語が安っぽくなってきたことは、もと....
「古陶磁の価値」より 著者:北大路魯山人
つけ篩にかけられて正当な芸術価値を評価されると思うのであります。また昔一国一城に
代わる茶碗があったような話が遺っていますが、あれは政治的にいろいろのかけ引きと行....
「鍋料理の話」より 著者:北大路魯山人
っぽかったり、味がまちまちになってしまう。それではおもしろくない。また、幾人もが
代わるがわる世話をすると、必ずこういうことになる。ひとりきりで世話をするにしても....
「科学的新聞記者」より 著者:桐生悠々
購読するは義務に反するが故に、そのボイコットを示唆するものがあっても、他にこれに
代わるものがなければ、不用の物も有用化されつつあるのが、今日のだらしない状態であ....
「一本のわら」より 著者:楠山正雄
いるというのだから、せめて食べ物だけはやることにしよう。」 といって、みんなで
代わる代わる、食べ物を持って行ってやりました。若者はそれをもらって食べながら、と....
「瘤とり」より 著者:楠山正雄
も、すその方から前へ飛び出してきて、さんざん踊りを踊って引っ込みました。それから
代わる代わる下座の方から、一人一人違った鬼が立ってきて、同じように踊りを踊りまし....
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
めると、彼は追うのを中止した。 もう十分で八時である! 彼は御輿と腕時計とを
代わる代わるに見比べてしばらくじっと考えていたが、決心がついたというように、グル....
「学生と先哲」より 著者:倉田百三
いに「天」を宿さぬものは予言者たり得ない。予言者は天意の代弁者であり、その権威に
代わる者だからである。 その同時代と、大衆への没落的の愛を抱かぬ者も予言者たり....
「出家とその弟子」より 著者:倉田百三
蔵の前に立てる) 子供二 皆おがみましょうよ。(ひざまずき手を合わす) 子供一同
代わる代わるひざまずき手を合わす。 子供一 あの森のなかの塔のほうに行ってみなく....