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代位
「代位〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
代位の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「党生活者」より 著者:小林多喜二
とがあった。その同志は気の毒そうな顔をして、自分はこの次にMに会うが、或いはパン
代位は出そうだから一緒に行ってみようと云った。Mとは顔見知りだし、我慢の出来なく....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
ズム式「精神的自由」も、ヒューマニズム式「ヒューマニティー」も、どれも、唯物論に
代位して思想の論理的システムの中核となろうとしている世界観の原則の心算だからだ。....
「読書法」より 著者:戸坂潤
はひそかに考えるのだが、仕事の分量の大さというようなことも或る程度まで質の良さの
代位をするものであって、或る程度の質を備えたものを多量に産出出来るということは、....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
説に倣うという有様であった結果に過ぎないのである。故に新学問の初期即ち明治二十年
代位に至るまでは、西洋人の説とさえいえば、無暗《むやみ》にこれを有難がったもので....
「伊太利亜の古陶」より 著者:宮本百合子
け難くなって来た。うろ覚えの年代をさぐると、ジョルジョ自身作を遺したのは千五百年
代位までではなかったろうか。 彼の考を総括すると、この紅色釉薬のマジョリカは、....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
いる新らしい車体へしがみ付いて乗ったものである。 幸にも、私の生れ合せたこの時
代位動くものの無数が発達し発明された事はあるまい。天平時代から徳川末期に至る年月....
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
していよいよ窮迫の底へ沈めて行く傾向もあるからやむをえない事かも知れない。また近
代位い書生や弟子入りする事を嫌がる時代も尠い、それは個人の神経を生かそうとする時....
「イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
対的に不可能であると答えるに足る材料を果して有っているであろうか。物理学Aが之に
代位すべき理論A′に――どうして証明するか。 * 私は拙著『科学方法論』二一二頁....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
らしい、大学に特有な形態でなければならぬ。 それから、ラジオ放送によって決して
代位出来ないものが、実験と実習であるのは云うまでもない。実験や実習に関する講義で....
「落ちてゆく世界」より 著者:久坂葉子
くもない、でもそのことから……、やっぱりバンドはよしましょう。姉様、何とかして本
代位、こしらえてあげます。姉様はあなたにしかる資格はないかもしれない、けれどあな....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
くして公衆は機械によって利益を受けるのである、けだしこの沈黙せる作業者は、それが
代位する労働と同一の貨幣価値を有っている時ですら、常にそれよりも遥かにより少い労....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
皆《み》んな寄せると参円九十六銭になりますから炭代がございませんね」小山「ナニ炭
代位は持出しても構いません。二十銭の会費で豚のロースに牛の舌の寄せ物にレモンのゼ....