代地河岸[語句情報] » 代地河岸

「代地河岸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

代地河岸の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
話……。金でも降ったというのか」 「まぜっ返しちゃあいけねえ。実はゆうべ、浅草の代地河岸《だいちぎし》のお園《その》という女の家《うち》へ押込みがはいって、おふ....
小説 円朝」より 著者:正岡容
て圓朝が、萬朝が、低く叫んだ。 由緒ある三遊亭圓太の名跡|襲《つ》いだは、あの代地河岸へ越してすぐ、手っぴどく小言いわれてずらかってしまった、なんとあの弟子の....
円太郎馬車」より 著者:正岡容
認められた山岡鉄舟先生の半折をお手本にして、三遊亭圓朝は、手習いをしていた。浅草代地河岸の圓朝の宅。ツルリと抜け上がった額を撫でながら圓朝は、「梅咲くや」「梅咲....
夕立」より 著者:永井荷風
ど未《いまだ》その曲をきく折なきを憾《うら》みとせり。 一歳《ひととせ》浅草|代地河岸《だいちがし》に仮住居《かりずまい》せし頃の事なり。築地より電車に乗り茅....
雲霧閻魔帳」より 著者:吉川英治
と河岸づたいに送って行く。 「そうだ、夜明けまでの体、愚図愚図しちゃいられねえ」代地河岸の砂利場へ潜んで、しばらく、様子を窺っていた雲霧は、やがて、権内の家の裏....