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「代理〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

代理の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
第四の夫から」より 著者:芥川竜之介
ことにした。 僕等四人はその翌日、容易に手代を縛り上げた。それから伍長は僕等の代理に、僕の剃刀《かみそり》を受け取るなり、無造作《むぞうさ》に彼の鼻を削《そ》....
水の三日」より 著者:芥川竜之介
口をきわめて、その効用を保証した亀《かめ》の子だわしもある。味噌漉《みそこし》の代理が勤まるというなんとか笊《ざる》もある。羊羹《ようかん》のミイラのような洗た....
義血侠血」より 著者:泉鏡花
ず》なりけれ、うん、それはよかった。ああ、なるほど、金沢の裁判所に……うむ、検事代理というのかい」 老いたる役員はわが子の出世を看《み》るがごとく懽《よろこ》....
夜叉ヶ池」より 著者:泉鏡花
の神官の一人娘で、その神官の父親さんも亡くなった。叔父があって、それが今、神官の代理をしている。……これの前だが、叔父というのは、了簡のよくない人でな。 学円 ....
歌行灯」より 著者:泉鏡花
児でね。行年その時六十歳を、三つと刻んだはおかしいが、数え年のサバを算んで、私が代理に宿帳をつける時は、天地人とか何んとか言って、禅の問答をするように、指を三本....
唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
、旦那方のお酒に毒でもありそうな様子|合が、申訳がございません。で、居候の私に、代理として一杯、いんえただ一つだけ。おしるしに頂戴してくれるようにと申すんで、や....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
する者は、結局自己の暗愚を告白すると同一である。盲目的信仰は、断じて理性的確信の代理たることはできない。信ずべき根柢のある信仰と、信ずべき根柢のなき信仰とは、決....
幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
たりなんかして、まったくくいあわせがわるかった。もういちどもどっていって、主人の代理公使夫人に小言をいって来ようかしらん。いや、それもばからしいようだ。それにま....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
なった。 一八二三年にブランド教授が講演を突然休んだことがあって、ファラデーが代理になった。ブランドはやはり化学の教授であった。 ファラデーが実験場長になっ....
荒蕪地」より 著者:犬田卯
に、一々しかつめらしい『××法律事務所、弁護士、法学博士、元東京地方裁判所判事、代理人、何某』と印刷された文書に、大きな、眼玉の飛び出しそうな朱印をきちんと捺し....
」より 著者:犬田卯
く見て廻って)、それでやはり日当を取るし、とうぜん、村長の出なければならぬ席上へ代理に出ても日当(村長は他へ出張。)こういうことのほか、役場員自身がまた、社寺、....
妖怪学一斑」より 著者:井上円了
応事情を質問し、もしくはその人の容貌を見て、はじめて分かるのであって、もし他人に代理を命じて自己の身上を占わせようとなしたならば、いかに卜筮に長ずる人といえども....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
は、まず英国女王よりこれを開会すべき旨をスコットランドの貴族に伝え、貴族は女王の代理者となりて開かしむるなり。 アイルランドは当時、国教の名称を有するものなし....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
松平市三郎氏を訪い、杯をふくみ話を交ゆること約一時間にして、領事館に移り、総領事代理瀬川浅之進氏に面会す。五時乗船、驟雨ようやく晴る。領事館書記相原庫五郎氏の帰....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
が国務大臣兼官房長官として入閣した。私はこのとき、西尾書記長の後を引受けて書記長代理を八ヵ月つとめたのが、現在の書記長商売の手始めで、翌二十三年一月の大会では正....