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代理店
「代理店〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
代理店の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
一つ位年が行っていたらな。来年もう一ぺん来とくなはれ、なんとかしまっさかい」と、
代理店長らしい男に言われた。 (俺が来年まで就職出来ないと決めていやがる) と....
「安重根」より 著者:谷譲次
、他二三の露国文武官。ハルビン総領事川上俊彦、日本人居留民会会長河井松之助、満鉄
代理店日満商会主、他二三。日露人すべて礼装。 一同が下手の車扉に向って立ち、無言....
「「母の膝の上に」(紹介並短評)」より 著者:宮本百合子
えない悦びでした。総てのことが珍しい。すべてのことが、驚異です。保険事業のこと、
代理店としての仕事の性質が手に入ると、ロザリーは、持って生れた実業家の手腕をメキ....
「SISIDO」より 著者:宮本百合子
ン会社 つぶれる。 長崎まで行く たたき殺しちまうと
代理店のゴロにおどかされる。 其から又遊ぶ半年 今度の箇人のケイエイの金原デ....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
よって急天直下的に具体化したのだった。私たちは、明日にでも帰るような気になって、
代理店へ出かけて、倫敦横浜間のNYKの航海予告を調べたりした。そして、四月二十日....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
に日本字の書き版である。 日本御料理仕出シ御旅館 日ノ出家 日本食料品製造元特約
代理店トシテ特別安価ニ販売仕候 英国製毛布ヒザ掛類 製産地直接取引ノ為メ日本ニ輸....
「株式仲買店々員」より 著者:ドイルアーサー・コナン
ながら腰かけておりました。するとそこへ下宿のおかみさんが、『アーサー・ピナー会計
代理店』と印刷してある名刺を持って昇って来ました。私はそんな名前を耳にしたことが....
「決闘」より 著者:神西清
だ。」 「そのことじゃないよ。……この馬鹿どもが君を引くり返さんけりゃいいがな。
代理店のランチで行くがいい。――
代理店のランチはどこか?」と彼は橈子に叫んだ。 ....
「あなたも私も」より 著者:久生十蘭
があるから、部屋はべつにするわね」 シヅは、ウィルソンというビニロン会社の東京
代理店のアメリカ人にかわいがられ、そのヒキで、会社の専属のファッション・モデルに....
「凍雲」より 著者:矢田津世子
重く聴いた。 お高の父親の菅原孫市は、役場の収入役を勤めるかたわら、保険会社の
代理店をも引きうけていた。これ迄も、使い込みがばれて、会社との間にいざこざがあっ....
「廃墟(一幕)」より 著者:三好十郎
! 三平 やあ、はは、なあにね、私がさ、南米あたりで邦字新聞を出したり、いろんな
代理店をやったりして、ゴロゴロして歩き廻りながら、もっぱら、この色ごとと酒の修業....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
電車の集合点にして、八方へ上下往復するの便あり。この日午後、八木船長とともに郵船
代理店および領事館を歴訪す。当日、総領事斎藤幹氏および郵船代理人バクスター氏に面....
「上海」より 著者:横光利一
た。彼は遠ざかっていく宮子の方へ延び出しながら、ぶつぶついった。 「ふむ、日本の
代理店ならアー・エー・ゲーだってあらア。大倉コンパニーを知らねえか。大倉コンパニ....
「澪標」より 著者:外村繁
大川端に寓居を移し、初めて妻子と生活を共にする。平安な日日が続いた。 得意先が
代理店をしている生命保険にとく子を入れることになり、医者と勧誘員を伴って、寓居へ....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
すでに一に小曾根、二に座古清といわれるほどの兵庫きっての資産家で、帝国海上火災の
代理店をしており、家業としては片手間に石炭問屋をやっている程度であった。だから奉....