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代用小学校
「代用小学校〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
代用小学校の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
ある。 そのほかに元園町に堀江小学、山元町に中村小学というのがあって、いわゆる
代用小学校であるが、その当時は私立小学校と呼ばれていた。この私立の二校は江戸時代....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
の根に、ぽつり/\小屋が見える。先ず鉄道線路を踏切って、伏古古潭の教授所を見る。
代用小学校である。型の如き草葺の小屋、子供は最早帰って、田村恰人と云う五十余の先....
「トコヨゴヨミ」より 著者:田山花袋
ない。巡査だって、刑事だって、そうそうはさがして歩かれやしまい。それに、東京には
代用小学校がいくらでもある。教員の口だってさがせばわけはない。そうだ。そうだ。こ....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
小学校へあがる時季が来た。そのころは勝手なもので、六歳でも許したものだった。尋常
代用小学校といっても小さく書いてあるだけで、源泉学校だけの方が通りがよかった。重....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
悲惨なことに――あんぽんたんにとっても悲惨なことに、源泉学校は(前出)やっと尋常
代用小学校となったのに、校長秋山先生が疫病《えきびょう》で急に死んで学校がなくな....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
ていたが―― そこで、あたしは六歳の年に入学した。学齢ではないのだが、私立尋常
代用小学校という札の出たのは後のことで、秋山源泉学校という、別室には、習字と裁縫....