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代表作
「代表作〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
代表作の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
が展覧会は売る為めの仕事ではないと云えば又それまでの事ではあるが、画家の一年中の
代表作が売れて行く事は悪い現象でもあるまい。 だが近代の展覧会はいよいよ形が壮....
「久坂葉子の誕生と死亡」より 著者:久坂葉子
いと思っていたのだ。それに、私は、今でもそうであるが、「ドミノのお告げ」を自分の
代表作だとは思っていない。好ましくない作品なのだ。ところで、文芸春秋に、丹羽氏の....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
かった。 このマニフェストというのはコケオドシの実にツマラヌものであった。彼の
代表作には「ナッジャ」という小説があるが、これもツマラナイ小説である。恋人とアイ....
「イオーヌィチ」より 著者:神西清
。 ピーセムスキイ――十九世紀中葉に活躍したロシヤ作家。長篇小説『千の魂』はその
代表作の一つ。 『……の時きたらん』――墓地の門の上に弓なりに渡したアーチに、「....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
えやすい傾向などをも考慮に入れても、要するに、この「二都物語」が、ディッケンズの
代表作とは遠いものであるにせよ、単に彼の力作たるに止まらず、少くとも「デーヴィッ....
「文学のふるさと」より 著者:坂口安吾
か「眠りの森の少女」というような名高い童話を残していますが、私はまったくそれらの
代表作と同様に、「赤頭巾」を愛読しました。 否、むしろ、「サンドリヨン」とか「....
「明治の戦争文学」より 著者:黒島伝治
察と体験とからなったものである。明治四十一年一月の「早稲田文学」に現れた、花袋の
代表作の一つであろう。日露戦争の遼陽攻撃の前に於ける兵站部あたりの後方のことを取....
「山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
紫雲に乗って行われ易いと考えたにしても、画面は必しも、其ばかりではない。 慧心の
代表作なる、高野山の廿五菩薩来迎図にしても、興福院の来迎図にしても、知恩院の阿弥....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
は悪漢淫婦を描くにヨリ以上の老熟を示しておる。『美少年録』が(未完成ではあるが)
代表作の一つである『弓張月』よりもかえって成功しているはその一例である。 ....
「チェーホフ試論」より 著者:神西清
……等々にとざされた灰色の時代であった。出口はない。――おそらくこの非情な時代の
代表作家の名に値いするためには、よくよくの非情な人間たることを必要としたのだろう....
「「可愛い女 犬を連れた奥さん 他一編」あとがき」より 著者:神西清
よって、後期のチェーホフの芸術的特徴を遺憾なく発揮しており、彼の生涯を通じての一
代表作たるを失わない出来ばえである。若きゴーリキイがこれを一読して、「リアリズム....
「イプセン百年祭講演」より 著者:久保栄
「ブランド」「青年結社」「幽霊」「社会の敵」「鴨」「ロスメルスホルム」などという
代表作を順次上演する予定で、これらは大部分、すでに同劇場のレパートリーの中にある....
「土田さんの芸術」より 著者:上村松園
の所蔵品を持ち寄って一堂に陳列した事があった。私も見物に行ったが、流石に仙禅斎の
代表作などたんと集っていて、なかなか美事な催しだった。いい図柄や色気のものがたん....
「「はつ恋」解説」より 著者:神西清
『父と子』(一八六一)、『けむり』(一八六七)、『処女地』(一八七一)と続く彼の
代表作の系列の中にも、もちろんその時代々々のニュアンスによる心境の推移からくる種....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
抗する著名の狂言作者にて、「佐倉宗吾」「切られ与三郎」「うわばみお由」など、その
代表作と称せらる。 ○六月、新富座にて尾上梅五郎は名題に昇進し、四代目尾上松助と....