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「代講〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

代講の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
だけでも年々二百四十四両一分二朱ほど払わねばならない。これはお役所からも神明講永代講の積み金からも、中津川の商人からも、あるいは岩村の御用達からも借り入れたもの....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
持ずつの俸を受けていた。しかし躋寿館においても、家塾においても、大抵養子|竹逕が代講をしていたのである。 小島成斎は藩主阿部|正寧の世には、辰の口の老中屋敷に....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
た。宗祇の見えぬ時には、肖柏がこれにかわって講釈をしたが、先ず三度に一度は肖柏の代講という有様であった。場所も三条西家のみならず、時には徳大寺家などへ宗祇を誘引....
奉行と人相学」より 著者:菊池寛
頃、彼は旗本の士である山中左膳と知合になった。左膳は当時の大儒|室鳩巣の門下で、代講までするほどの高弟であったが、中途から易学に凝り出し、易、人相、手相などを研....
我が円朝研究」より 著者:正岡容
とかいう人(のちの錦城齋典山《きんじょうさいてんざん》だろうか、乞御示教)が突然代講していて、なんとこういっている。 「如燕先生は大酒が祟って没りました。で拠ん....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ている。 「お案じくださいますな。新蔵は、昼寝しておりますから」 「いや、わしの代講ができる者は、そちのほかにはない。昼間も、なかなか眠る間もあるまい……」 「....