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仮綴じ
「仮綴じ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
仮綴じの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「心の河」より 著者:宮本百合子
浮上って見えた。 さよは、静に机の傍に行った。保夫は、右手に青鉛筆を持ち、薄い
仮綴じのものを読んでいる。――細かな横文字を無意味に眺め、さよは声をかけた。 「....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
んな絵があるから、すっかり、見てしまおうと思って」 なるほど、一枚描きの絵や、
仮綴じの画帖や、絵巻や、まくりものが、あたり一面に散らかしてあって、室の一隅の草....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
ら、「お前は日本にこういうものが出版されているのを知らないのか。」と言って小形の
仮綴じの書物五、六冊を出して見せた。それは銀座の歌舞伎新報社から出版された河竹黙....