仮装舞踏会[語句情報] » 仮装舞踏会

「仮装舞踏会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

仮装舞踏会の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海底大陸」より 著者:海野十三
さんの四角な封筒入りの手紙を整理していた。それは翌日の夜、船内に開かれるところの仮装舞踏会の招待状であった。 ボーイの三千夫は、事務長からのいいつけで、まず右....
仮装人物」より 著者:徳田秋声
庸三はその後、ふとしたことから踊り場なぞへ入ることになって、クリスマスの仮装舞踏会へも幾度か出たが、ある時のダンス・パアティの幹事から否応なしにサンタク....
女肉を料理する男」より 著者:牧逸馬
《わき》道に種々の※話を生んだものだが、この、漫画に出てくる「ジャック」、舞台や仮装舞踏会の彼の扮装《ふんそう》は、かならずその、あまりにも有名な「長い黒の外套....
」より 著者:池谷信三郎
れへともなく暗の中に消えて行く。…… 彼の頭がだんだんいらだってきた。ちょうど仮装舞踏会のように、自分と踊っている女が、その無表情な仮面の下で、何を考えている....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
思想のように――。』 しかし彼の聴手はフランシス・スワン夫人だけだった。夫人は仮装舞踏会に出る士官学校生徒のような、身体の輪廓に喰い込んだ水色の男装をしていた....
幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
人がふたり、すぐそばを通っていきました。 「おや、なんというふうをしているのだ。仮装舞踏会からかえって来た人たちかな。」と、参事官は、ひとりごとをいいました。 ....
ひこうかばん」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
が、のこらずのお金をもらうことになりました。そうしてたのしくくらしました。毎晩、仮装舞踏会へでかけたり、お札でたこをはってあげたり、小石の代りに、金貨で海の水を....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
名前や詐術を貸し合い、自身の暗黒のうちに潜み、秘密な穴にのがれ、互いに隠し合い、仮装舞踏会でつけ鼻を取り去るようにすぐにありさまを変え、あるいは四人がひとりであ....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
がって、 「どこかで戦争がはじまったかエ?」 「実は昨夜八時ごろ政商加納五兵衛が仮装舞踏会の席上何者かに殺害されました。当夜の会には閣僚はじめ各国の大公使、それ....
二都物語」より 著者:佐々木直次郎
に用いられる唯一の間違いのない護符であり呪文であった。各人は決して終ることのない仮装舞踏会のために衣服を著けているのであった。テュイルリーの宮殿★から、モンセー....
フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
術と騎士の冒険の物語をたくさん書きはじめたりした。私たちをあいてに劇をやったり、仮装舞踏会に出たりしたがったが、そのときの人物は、ロンスヴァルやアーサー王の円卓....
ハイカラ考」より 著者:木村荘八
山の高嶺――欧化の絶頂――が「鹿鳴館」にあることは衆知のところだが、そこに有名な仮装舞踏会のあったのが明治二十年四月で、それから二年経つと、明治二十二年二月十一....
審判」より 著者:カフカフランツ
を見たくはなかったのかもしれないが、それができなかった。外国というのはなんという仮装舞踏会をやるんだろう、そう彼は考え、両眼をもっとはっきり見開いた。そして、長....
はつ恋」より 著者:神西清
特に重大とも思っていなかったろう。何しろ彼は、人をかつぐ名人として通っていたし、仮装舞踏会などで、まんまといっぱいくわせる妙技を謳われていたからである。これには....
耳香水」より 著者:大倉燁子
麗でした。 これが先刻の女と同一人なのでしょうか? 何のための変装でしょう?仮装舞踏会の帰途? それには時間が合いません。余りに早過ぎます。 ある貴婦人は....