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仰視
「仰視〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
仰視の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「上高地風景保護論」より 著者:小島烏水
高岳、霞沢岳、焼岳などは、その威厳ある岩壁の大部分を、この峡谷に展開して、容易に
仰視し得られること、焼岳が盛んに噴煙して、火山学者やまた地震学者の注意を惹《ひ》....
「谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
が、まぼろしのように、遠い雲の海から、すーっと立っている、峻酷なる死、そのものを
仰視するような槍ヶ岳は、槍の大喰岳を小脇に抱え、常念岳を東に、蓮華、鷲羽から、黒....
「三国志」より 著者:吉川英治
?」 天空無心。 仰ぐと、一|朶の春の雲がふんわりと遊んでいる。 玄徳は、
仰視していた。 ――と、いつのまにか、うしろへ来て、彼の肩をたたいた者がある。....
「エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
る。 かくの如きの状態で、江戸の弾左衛門を除いては、徳川時代に於いてエタ全体の
仰視すべき大頭とも云うべきものがなかったが故に、弾左衛門の法が自然にエタ非人の法....