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企及
「企及〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
企及の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近時政論考」より 著者:陸羯南
他の政論派は欧米諸国民の富強をもってその人種固有の能力に帰し、とうてい東洋人種の
企及すべきにあらずと断ずれども、王公将相いずくんぞ種あらんや。国民論派は一国民自....
「文士としての兆民先生」より 著者:幸徳秋水
官吏、教師、商人としての兆民先生は、必ずしも
企及すべからざる者ではない。議員、新聞記者としての兆民先生も、亦世間其匹を見出す....
「十五年」より 著者:山本実彦
暗夜行路」出ずるに及んで異常の衝撃を与えた。芥川龍之介の如きは、明治以来の何人も
企及することのできぬ出来栄えの確かな傑作であると賞揚した。それまで志賀氏は短篇作....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
谷となって脚下に展開している。山の彫刻に曠世の技倆を揮った大自然の手は、此処にも
企及す可らざる布置按配の巧妙を示した一幅の大画を拡げて、渓間に漲充された軟熟な翠....